2010年02月06日
物騒な電池(@o@)
左から、アルカリ乾電池・ニッケル水素充電池です
一番右は何でしょう・・
実はこれ、リチウムイオン充電池なんです。
リチウムイオン(以下、Li-ion)
皆さんの一番身近にあるのは、携帯のバッテリーでしょうか
でも、電池の形をしたものは、あまり見たことありませんよね。
はい、それもそのはず、これは、製品ではなく「部品」なんです。
実は、パソコンや電話の子機等のバッテリーパックの中身は
こういったものが詰め込まれています。
もちろん、私はバッテリーパックをバラしたわけではなく、
部品として手に入れたのですが、この電池、
とんでもなく扱いがシビアです。
『自分が使っているLi-ionバッテリーは、
特に何も考えなくてもちゃんと使えるぞ!』
と言うご意見はごもっともです。
しかし・・Li-ionバッテリーの火災事故や、
爆発事故のニュース、聞いたことありませんか?
そんなニュースからも分かる通り、実は、
Li-ionバッテリーって、かなり物騒な電池なんですよ。
このバッテリー、横を見るとこんな文字が書いてあります
The voltage of full charge and cut-off
discharge is 4.2V and 2.75V.
Don't heat,incinerate of reverse polarity.
インフォシークのマルチ翻訳をつかうと・・
「全料金と区分の解放の電圧は4.2Vと2.75Vです。
逆の両極性のheat,incinerateはそうしません。」
さらに、関西弁で翻訳すると・・
「全料金と区分の解放の電圧は4.2Vと2.75Vや。
逆の両極性のheat,incinerateはそうしまへん。」
・・・・・・。
まぁ、ヨシとしよう・・。
かなり意訳すると、
「4.2V以上充電しちゃダメ!」
「2.75V以上放電しちゃダメ!」
「加熱しちゃダメよ!」
「逆向きに入れちゃダメよ!」
って、ことなんです。
え?4.2V?
そう、もう一度、最初の画像を見て下さい。
一番右のLi-ionの下の方・・
3.6Vって書いてあるでしょう・・。
何と、Li-ionの電圧は、乾電池(1.5V)の約2.5倍、
ニッケル水素充電池(1.2V)の約3倍のパワーを持ってるんです。
侮ってはいけません。
普通の乾電池でさえ、ショートさせれば、
火花が散ります。かなりの熱を持ちます。
さて、上記の約束を守らないと、Li-ionバッテリーは簡単に死にます。
それだけでなく、無理に使い続けると、発火・爆発の危険も
これでは、人が死にます。。
じゃあ、皆さんのLi-ionバッテリーが、
特に何も考えることなく使えるのはなぜでしょう。
殆どのLi-ionを扱う機器は、保護回路が付いているんです。
つまり、4.2Vより多く充電しない、2.75Vを下回る放電をしない・・
そうやって、バッテリーを守ることで、事故を防いでいるんですね。
ところが・・前述の様に、私の所有するLi-ionは、「部品」です。
保護回路が付いていません
これは、一般的に、「保護なし」あるいは、
「プロテクトなし」と、呼ばれています。
そして、保護付、あるいはプロテクト付と区別して、
「生セル」と呼ばれています。
ということは、乾電池の形をしたまま、
保護回路が組み込まれているものもあるの?
と言う疑問も生まれてきますね。
はい、あるんです。保護付のものも。
ただ・・限られた寸法の中に保護回路を仕込みますから、
ホンのちょっと長かったりします(^^;
だもので、機器によっては、
直径は同じでも長すぎて入らない・・なんて事も。。
じゃあ、なんで、朱ビートはそんな危険な電池を使うんだ?
と言われちゃいますよね
ん~~何ででしょう
シビアなものを使いこなす優越感?
ん~ちょっと違うかなぁ・・。
他の人が持っていないものを所有する喜び?
あ、それなら、ビートにも通じるか。。
何しろ、量販車世界初のオリジナルだものねぇ・・。
と・・無理矢理ビートネタに持って行こうと思ったけど、
かなり無理があるんで、今回の投稿は、「ビート以外」で