2011年07月13日

SUBARUステラ、ミッションオイル交換作業

随分久しぶりの更新でした。
ステラのミッションオイルの交換をしましたので、アップしてみますスマイル

ミッションオイルは、完全に下から見上げる形で作業します。
うちには、ご存じのように、クルマをアップする施設はありませんので、
当然のように、私が、仰向けのままクルマの下に入り込んでの作業となります。

ということで・・
例によって、コンクリートで上げ底ですねニコニコ
SUBARUステラ、ミッションオイル交換作業
はい、こんな感じです。
マットが引いてあるところから、ずりずり・・と、仰向けのまま進入です。

見上げると、オイルを交換するためのドレンコックが二つあります。
二つあるのは、出す穴と、入れる穴が別々だから・・なんですね。
SUBARUステラ、ミッションオイル交換作業
分かりやすいように、丸で囲んでみました。
廃油側から抜いて、給油側から注ぎ入れます。

ということで、早速作業開始・・なのですが、その前に、ちょっと準備作業。
作業を効率よく進めるために、工具に一工夫(というかそれをしないと作業できない)します。
SUBARUステラ、ミッションオイル交換作業
注ぎ入れるために、漏斗とホースをドッキングしましたニコニコ
ちょっと画像ではわかりにくいかもしれませんね。

それから、もう一工夫。
SUBARUステラ、ミッションオイル交換作業
これは、何をしているか、よく分かりませんね。

実は、オイルをお風呂に入れていますニコニコ
おおよそ50℃ほどのお湯にオイルをつけて、粘りを低くする工夫です。

ちなみに、オイルは、カストロールではありません。
SUBARU純正を、SUBARUディーラーで買ってきました。
小売りもしてくれるんですよ。便利です。

さて、その上で、作業開始。
漏斗を取り付けたホースをエンジンルームからぶら下げます。
SUBARUステラ、ミッションオイル交換作業
ちなみに、関係ないですが、バッテリーはパナソニックのカオスです。
オーディオの音質がよくなると定評のものです。
実際は、よく分かりませんワーイ

再び、エンジンルームを下から見上げてみましょう。
SUBARUステラ、ミッションオイル交換作業
こんな感じで、ホーズがやってきました。

ところで、ミッションオイルを交換する時は、ちょっとした順番があります。
それは、
上のドレンを開ける
下のドレンを開ける
オイルを抜く
下のドレンを締める
オイルを入れる
上のドレンを締める
です。

なぜこうなのかというと、万が一、先に下のドレンを開けてしまい、オイルが出た後、
上のドレンを開けようとして、どうしても開かない事態になってしまったら・・
オイルが入れられず、クルマが動かせなくなってしまいます。

ということで、まず、上のコックが開くことを確認した後に、下のコックを開くんです。

少し、横道にそれましたが、続きです。

上のコックを開き、そして、下のコックを開いた時に小さな発見をしました。SUBARUステラ、ミッションオイル交換作業
分かるでしょうか、ドレンコックの中央にマグネットが仕込んでありますオドロキ
これ実はすごいことで、バブル期の高価格車だったビートにすらありません。

うちのステラは、ラインナップの一番下のグレードですので、その一番下でさえ
手抜きをしない、富士重工の見えないところへの気配りは、ちょっと素敵ですねスマイル

え?その磁石は何のためにあるんだ・・って?

それは・・鉄粉を吸い付けるためです。
エンジンオイルなら、オイルエレメントというフィルターがありますが、
ミッションオイルには、フィルターがありません。

ミッションは、複雑な歯車のかたまりが、休むことなく高速回転でかみ合う場所です。
当然、金属同士が擦れあって、鉄粉を噴きまくるのですが、それはオイルの中を漂い続けるんです。

そうなると、オイルそのものも劣化が早くなりますし、ギア同士も異物を噛んだまま擦れあい、
更に状況は悪化していきます。

そのためにオイル交換をするのですが、交換するまでの間、磁石で吸着できるものは、
事前にくっつけておこう・・というのがその考え方です。

後ろのティッシュは、鉄粉を拭き取ったあと。
金属のカケラ状のものから、ペースト状になっているものまで、
結構な量の鉄粉が吸着されていました。

下の画像は、あらかたオイルを抜き終わった頃。
SUBARUステラ、ミッションオイル交換作業
下のコックを締めて、いよいよオイル注入です。

上の穴から、オイルが注ぎ込まれます。
SUBARUステラ、ミッションオイル交換作業
規定量は2リットル。
でも、分かりやすいやり方は、溢れてきたらOKスマイル

ミッションオイルは、皮膚に付着すると、すんごくかゆくなります。
皆さん、お気をつけ下さい。

って、誰も、こんな面倒なことはしないかぁ・・ニコニコ

例によって、撮影をしながらの作業は極めて面倒くさく、
このショットを撮った後は撮影していません。

だから、ステラのオイル交換のご紹介は、ここでおしまいワーイ



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Posted by 朱ビート@宮崎 at 13:16│Comments(5)ビート以外
この記事へのコメント
朱ビートさんの記事は、いつもながら勉強になりますw(゚ロ゚)w
投稿してくれた人 ま~ぼ at 2011年07月13日 15:44
ま~ぼさん:

いつもコメントありがとうございます<(_ _)>

言われるほど、勉強になることは言ってないんですけどね~(^^;

うちの奥さんのクルマなんですが、お分かりの通り、MT車なんですよ(^^;

実は、うちの奥さん、MTしか運転できないもので・・(^^;;;
投稿してくれた人 朱ビート@宮崎 at 2011年07月14日 11:47
おかげさまで、無事ミッションオイルを交換できました。

12年3.5万キロ無交換だったみたいですが、ほとんど鉄粉はなかったです。
古いオイルも色はきれいでした。けど古い天ぷら油みたいな酸化?の匂いがしました。
投稿してくれた人 YAMZAKI at 2021年06月06日 09:18
YSMZAKIさん:

コメントありがとうございます。

何と、ほぼ丸10年前の記事に・・と私も驚いています。

少しはお役に立てましたか?
古い記事でも、どなたかの参考になったのなら幸甚です。

油脂類は、色の劣化より品質の劣化の方が心配です。
交換後のフィーリングはどうですか?
燃費も少し向上したのでは。

ちなみにウチの奥さんのステラ号、今も勿論健在で、
走行距離は157485km(2021年6月6日現在)。

一度の軽い事故、二度のサスペンション交換、
数カ所の部分板金塗装等を経ながら、元気に走り続けています。

当ウェブログの主人公、BEATも、26万キロを超えて、まだまだ現役です。
投稿してくれた人 朱ビート@宮崎朱ビート@宮崎 at 2021年06月06日 13:10
交換にあたり、他の方のHPも見たのですが、 朱ビートさんの記事が一番わかりやすかったです。
エンジンオイルと違って、上から入れられないのと、普段は自分では整備しないので、どうしたものかと

推奨されないようですが、ATFを入れてみました。(これはお店ではやってくれなさそうなので)
気持ち感触がよくなったかな?というところです。
4L缶で買ったので、1回交換して、軽く走って、もう一回交換しました。
(ATFの件は大昔の某オートメカニック誌で読んだのですが・・・どうなんでしょう?)
試運転しかしていないので、燃費はこれからに期待です。交換前は14km/Lくらいだったかな

MT車自体が絶滅しそうな勢いですね。

オープンスポーツは憧れますが、なかなか手が出ないです。
後継?のS660も生産停止間近だとか

朱さんのビートは大切に乗られているようで幸せでしょうね。
あとは、ホンダさんが補修部品をずっと出してくれると良いですね。
投稿してくれた人 YAMZAKI at 2021年06月06日 21:17
 
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