2015年12月16日
朱ビート、Eg、O.H.【コンロッド取付】
エンジンを裏返しにして、押し込まれたピストンのコンロッドと、クランクシャフトを取り付けます。
ご覧のように、中央コンロッドはネジが取り付けられました。
ネジ止めする部分にオイルを塗ります。
ストロボの発光角度を間違えて、社長のおでこが素敵なことになっています
固定のネジをクルクルクル・・。
全ての動作は、ゆっくり確実に・・といった感じです。
ネジ止めされました。
私の語彙が少なすぎて、毎回同じ事を言っていますが、
力を秘めたメカって、本当に美しいですよね。
最後の一カ所が取り付けられます。
120°を賄い合いながら、3つのピストンが毎分約10000回転します。
まんまバイクのフィールを四輪に受け継いだようなE07A、
ビート専用ユニットとして、まだまだ頑張ってもらわなきゃ、です。
まずは、指で六角ネジを回して留めます。
この作業の最初は必ず指でネジを締められています。
その次は、手の平サイズの六角ドライバーで。
身体全体で、締め付け量を決めている感じです。
そして最後は長めのラチェットレンチで仕上げです。
この時、社長が私に向いて一言、
「私、トルクレンチを使ったことがないんですよ。」
そうなんですね~。
当ブログを見てくれている方から、「トルクレンチを使わないのか!」といったクレームを恐れてのことなのか、
まぁ、絶対そんなことではないでしょうけどね(笑)。
作業を見ていると、右手を中心に、慎重にレンチで締め付ける様子です。
長年の”勘”がものを言う瞬間なのでしょう。
カバーを取り付けます。
クランクシャフトとコンロッドは、これで見納めです。
慎重にはめ込みます。
手前の丸い部分は、オイルエレメントを取り付けるところですが、
すぐ奥には、クランクシャフトとコンロッドが居たのですね。
おもむろにハンマーを取り出した社長、
柄の部分で、カン!カン!カン!と押し込んでいきます。
長いボルトにオイルをヌリヌリ・・。
固定用のボルトですね。
それぞれのネジを差し込んだあと、
例によって、手の平サイズのドライバーで締め込みます。
そして、長めのラチェットレンチで仕上げ締めです。
一本のネジを一気に締めるのではなく、全体的に少しずつ締め込んでいきます。
身体全体で、締め込む量を調節しながら、全てのネジを締め終わりました。
多分、右腕を中心にして、全身がセンサーのような感じなんでしょうね。
センサーで思い出しましたが、私がいつか乗りたいと思っていたスカイライン、
(あ、今売られている、ゲテモノ・ニセモノ・スカイラインもどきではないですよ)
の父、桜井眞一郎氏は、足回りのセッティングに、自らステアリングを握り、
「お尻のセンサー」と言われる感覚を頼りに煮詰めをいっていたそうです。
2011年にお亡くなりになっています。
話は随分逸れてしまいますが、私のスカイライン愛、お暇でしたらお付き合い下さい。
古い記事で申し訳ありません。
私的、スカイライン論
私的、スカイライン論2
私的、スカイライン論3
スカイライン史上最高のスカイライン、R34の記事、いつ書けるかなぁ・・。
Posted by 朱ビート@宮崎 at 23:25│Comments(0)
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