2015年10月16日
朱ビート、エンジンオーバーホール。
住宅地の一角にある、スレート葺きの建物。
油断すると通り過ぎてしまう、目立たない場所にあります。
中に入ってみましょう。
屋内には、加工機械や研削機械が所狭しと並んでいます。
画像中央奥にチラッと写っているのが社長です。
かなりお年を召されている方ですが、この道一筋!といった素敵なオーラを感じます(個人差あり)。
何と、こちら、社長お一人で作業をされています。
聞くところによると、社長の腕を見込んで、全国の修理業者やレーシングチームから仕事の依頼が舞い込むそうです。
実は私、9月の中旬、直接修理のお願いに行ったのですが、高齢を理由に一度は断られてしまいました
一ヶ月後なら、何とかなるかも・・ということで、何とか受けてもらえた経緯があります。
屋内から入り口側に振り向くと、こんな感じ。
お世辞にも広くて新しいとは言えない工場ですが、年季の入った機械たちは、何だか誇らしげです
入り口右側の通路から奥を見ると、こんな感じ。
やはり、機械だらけです
私がお邪魔した時は、工場の一番奥のマシンで作業をされていました。
鋭い金属摩耗音を響かせながら、何かを加工されているようです。
何の作業をされているのかお聞きしたかったのですが、お邪魔になってはいけないと思いやめました
これからエンジンを降ろして、中身を確認して修理内容を決めていきます。
せっかく降ろすのですから、エンジンマウントは交換してもらおうと思っています。
さて、私の朱ビート、メインの依頼内容は、煙を吐くエンジンの修理です。
恐らくですが、オイル上がりで、一緒にオイルが燃えているのだろうと思います。
オイルシール劣化が原因で煙を吐いているだけ・・なら、それだけを交換してもらうだけで済むのですが、
大抵、シリンダ内にキズがあって、内側を薄く研磨することになるのかも知れません。
出来れば、内側研磨することなく修理が完了するといいのですが・・。
いえ、コストアップが心配でそう言っているのではなく、排気量が増えるのがイヤなんです。
エンジンを降ろすのだから、ボアアップも検討すればいいのに・・と言われる方もいました。
しかし、排気量が増えれば、それはもう、オリジナルではありません。
私の信念として、デカい排気量のクルマに乗って速くても、愉しくないんです。
ストレートで置いていかれるのは分かっています。
でも、それは、ドライバーの資質ではなく、単純にクルマの性能です。
DOHCでもターボでもないE07Aを速く走らせる為には、超高回転ユニットの特性を生かした操作が必要です。
その「操作」が楽しいんですよね。
そして、それこそが、ビートというクルマの存在そのものであり、運転の愉しさに繋がっています。
小気味いいシストフィール、高回転まで一気に回る元気なエンジンユニット、反応のいいステアリング等々。
軽枠660ccという縛りの中で、クルマを操る愉しさだけを目的に作られたクルマだからこそ、
その枠を破りたくない・・という思いがあるんです。
今は、高回転まで一気に回してしまうと、とても精神衛生上悪い状態になっています。
エンジンへの負担を考えると、あまり回すことは出来ません。
修理が完了して、元のガンガン回せるエンジンに戻ったら・・なんて、ニヤついてしまいますね
Posted by 朱ビート@宮崎 at 00:01│Comments(2)
│ビート
この記事へのコメント
おはようございます。
お久しぶりです(^^)
メカは全然わかりませんが、朱ビートさんが楽しんでいるのがよくわかります。
修理が終わったビートで、またガンガン走るのが待ち遠しいですね(^o^)v
お久しぶりです(^^)
メカは全然わかりませんが、朱ビートさんが楽しんでいるのがよくわかります。
修理が終わったビートで、またガンガン走るのが待ち遠しいですね(^o^)v
投稿してくれた人 Handmade AZ at 2015年10月17日 07:50
Handmade AZ様:
お久しぶりです~<(_ _)>
随分、ご無沙汰しております。
長らくお店に顔を出していませんが、お元気でお過ごしでしょうか。
コメントありがとうございました。
また、お邪魔しますね(^o^)/
お久しぶりです~<(_ _)>
随分、ご無沙汰しております。
長らくお店に顔を出していませんが、お元気でお過ごしでしょうか。
コメントありがとうございました。
また、お邪魔しますね(^o^)/
投稿してくれた人 朱ビート@宮崎 at 2015年10月17日 10:37