2015年10月25日

朱ビート、Eg、O.H.【問題発生】。

宮崎内燃機さんへ行ってきました。
開口一番、社長が語った言葉は、
「問題発生」
そう言って見せてくれたのが、3番のピストン。
3番ピストンを手にする社長
さて、これのどこに問題が発生しているのでしょうか。

更に近づいてみると・・、
更に近づいてみると・・。
何か、丸い模様のようなものがあります。

角度を変えて、他のピストンと見比べてみると・・、
他のピストンと見比べてみると・・。
左手に持つピストンの右端が欠けていますオドロキ

ピストンにこれだけの衝撃があるのなら、バルブ側もタダでは済まないはずです。
ということで、バルブ側を見てみると・・、
バルブ側を見てみると・・。
ありました!
画面左上、小さな丸い金属片?、が叩き込まれています。
ピストンがハンマー代わりになって、めり込んでいるようです。

となると・・、ブロック側もタダでは済まないはずです。
ということで、シリンダー側も見てみると・・、
シリンダー側も見てみると・・。
お分かりになりますか?
画面右側シリンダー、縦スジが刻まれていますね。
指で触わっても分かる程のキズです。
社長曰く、0.25mmはおろか、0.50mmでも取り切れないだろうとのこと。

この時点で、私が描いていた理想、
ピストンリングを入れ替えるだけの修理ならいいなぁ・・は、理想に終わりました。

となると、この先、修理の方向性は二つに分かれます。
内側をボーリングして、それに見合うオーバーサイズピストンを入れるか、
シリンダー内部を全部削り取って、オリジナルサイズの筒(スリーブ)を入れるか、です。

皆さんならどちらを選びますか?
私は迷わず後者を選びました。
密かに、700cc仕様にしたい・・と考えている人にとっては、
いいチャンスなのに、何ともったいない・・と思われるかも知れません。

しかし、純正命である私にとって、ボアアップは選択肢にありません。
コストも手間も掛かるスリーブ打ち込みは、E07Aのリファインではまずやらない方法です。
(居合わせたカワサキレーシングの社長も、え?スリーブ入れるの!?と驚いていました)

でも、やっぱり、オリジナルであること・・は、私にとって大切な要素です。
ということで、修理内容が決まりました。

『ブロック内を一度ボーリングし、純正サイズのスリーブを入れて組み上げる』

さぁ、方向性が見えたことで、修理は一気に加速していくことでしょう。
完成が楽しみです。


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Posted by 朱ビート@宮崎 at 08:00│Comments(0)ビート
 
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