2015年10月28日
朱ビート、Eg、O.H.【問題発生3】。
シリンダヘッドにめり込んだ異物、
ピストンも破壊したそれを、社長が取り除く作業をしています。
ピストンも破壊したそれを、社長が取り除く作業をしています。
釘と金槌を使って、作業はシンプルです。
手元を撮る為、もう少し近づいて撮影してみました。
軽いタッチの、コンコンコンという音が、作業場に響きます。
反対側からも、慎重に同じ力加減(音から推測)で取り除いていきます。
簡単にやっているように見えますが、相手は固い金属、
想像ですが、実はすごくテクニックを要する作業なのかも知れません。
シリンダヘッドのどこからか一部パーツが剥がれて落ちた可能性もあります。
どこか欠けている場所がないか、折れている場所はないか、慎重に探しています。
「何が落ちたかねぇ・・」
穏やかな語り口で、独り言とも、私に語りかけているとも分からないニュアンスで、
見づらいところまで、探してもらっています。
しかし、結局、この日、金属の欠片の正体は分かりませんでした。
飛び出ている部分を削り取った直後の様子。
「これを平らに均して行くんですか?」
私が社長に問うと、いや、この先、更にめり込んだ異物を掘り起こす、とのこと。
このまま均してしまうと、万が一、めり込んだ異物が、熱と衝撃で剥がれた場合、
また、シリンダとピストンを破損させてしまうかも知れないそうです。
ですので、異物の部分は完全に取り除き、残った穴はそのままにしておくそう。
ここに少々凹み穴があっても、影響はないそうです。
Posted by 朱ビート@宮崎 at 11:55│Comments(0)
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