2015年10月30日
朱ビート、Eg、O.H.【スリーブ2】。
宮崎内燃機さんにお邪魔しました。
この日、朱ビートのシリンダブロックは、一番奥のプレス機に居ました。
この日、朱ビートのシリンダブロックは、一番奥のプレス機に居ました。
私がこの機械を目の当たりにするのは今回が初めてです。
近づいてみると、スレーブ部分が盛り上がっています。
古いスリーブ部分は既に削り取られ、新しいスリーブがプレスされていました。
角度を変えて見ると、こんな感じ。
約2mmほど、浮き上がっています。
真上から見るとこんな感じ。
素晴らしい!
整然と、スリーブがセットされています。
飛び出ている部分は、これから面研磨で削り取るそう。
別エンジンの作業風景ですが、こんな感じで削っていくそうです。
優しい眼差しで作業状況を見守る社長。
工場にカン高い研磨音・・は響かず、クォーンというモーター音だけが聞こえます。
聞くと、100分の2mm削っているそうで・・
さて、シリンダブロックをひっくり返してもらいました。
ぱっと見、縄文式土器を連想したのは私だけでしょうか。
上から見下ろすと、こんな感じ。
お分かり頂けるでしょうか。
少し、段が付いています。
もう少し近づいてみましょう。 何かお気づきになりませんか?
そう、スリーブを入れる穴が、完全にくり抜かれていません。
ちょっと考えれば分かるのですが、完全にくり抜いてしまうと、スリーブが下に落ちてしまう恐れがあります。
その為、2mmほど残して、その部分がスリーブを受け止める構造になっています。
内径64mmを、66mmに広げると、この段は完全に消えてなくなります。
なんともスゴい技ですね。
社長のスゴ技を受け止めるプレス機。
年季の入った代物です。
さぁ、これから先は、いよいよスリーブのボーリング作業。
ピストンリングが入る日も間近です。
楽しみ、楽しみ
Posted by 朱ビート@宮崎 at 11:55│Comments(0)
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