2009年02月22日

CASIO QV-4000

私のブログに写真(画像)は欠かせません。
(今まで画像無しは初日と、1月1日だけ)

その日常を切り取るカメラカメラ
向こう3回に分けてご紹介します。

さて、第一回目は、私が一番長く使用しているカメラ。
CASIO QV-4000です。
CASIO QV-4000
カタログ写真風に撮影してみましたニコニコ

私と会った方は、あれ?カメラが違う・・って思われるかも知れませんね。
でも、当ブログの写真の約5分の1は、このカメラでの撮影なんですよ。

購入が平成13年。
もう、8年目になるカメラです。
次回紹介するCanon EOS Kiss Digitalに代わるまでは
常に私と行動を共にしてきた、空気のような存在でした。

皆さんが普段使われているデジカメと違って、
大きい・重い・遅い
の三大苦を背負って生きて?いるのですが、
何しろ出来上がった写真がキレイなんですよスマイル

さて、高画質の根本にあるのが、高性能レンズ。
写真で分かるでしょうか。
CANON LENS AF ZOOM/OPTICAL 3X
の文字があります。
更に、f=7.0-21.0mm 1:2.0-2.5 の文字が・・。

写真に詳しい方なら驚くかも知れませんね。
開放F値が2.0オドロキ!

写真に詳しくない方の為に簡単にご説明すると、
この数値が小さくなるほど、多くの光を取り込めるんです。
多くの光を取り込めると、暗いところに強くなります
また、バックのボケが美しく、被写体を浮き立たせます。

例えば、いい雰囲気のお店があったとしましょう。
間接照明で、店内は黄金色。暗くもなく、明るくもなく・・。

その雰囲気をそのまま表現しようと思ったら、
決してストロボをドン!と焚いてはいけません。
暗闇の世界に、ストロボの光が届いたところだけが真っ白け・・。
雰囲気は台無しです。

そんな時、明るいレンズが威力を発揮します。
場の雰囲気を余すことなく表現するには、
明るいレンズがいいんですね。

QV-4000の最大の肝は、
この大口径レンズ・・と言っても過言ではありません。
実はこのレンズ、この時代の高級コンパクトデジカメ、
CanonパワーショットG2と同じものなんですよ。

この巨大なレンズを埋め込む為に、ボディは大きく
重くなってしまいましたが、写真は結果が全てです。
全く苦にはなりませんニコニコ

ここで、疑問を持たれた方もいらっしゃるでしょう。

CASIOのカメラなのに、何でCanonのレンズが?

はい、実は、このQV-4000、高画質と低価格を実現する為の秘密として、
他社の高性能部品を寄せ集めた戦略機、いいとこ取りのカメラなんです。
(残念ながらその地味さ故、期待した程の販売実績は無かったと思いますが)

ですので、まだまだ秘密があります。
このカメラ、CCD(撮像素子)は、高度な自社生産技術を持つ
SONY製のものを使用しています。
ISO感度を100固定・・としたことで、しっとりとした、
きめの細かい画像を得ることが出来ました。

そして、世界で初めてデジタルカメラを作った、CASIOの筐体技術。
この三社のいいとこ取りで、奇跡のカメラが生まれました。

白状すると、QV-4000以上の高性能デジカメが出たら、
実は、買い換えるつもりでした。
ところが、これを越えるコンパクトデジカメが、8年経過した今も
出てこないので、未だに使用している・・という裏事情(笑)もあります。


Q1:じゃあ、何を持って、これ以上のカメラがない・・って言ってるの?
はい、今上げた、高性能だ・・と言うのもありますが、
もう一つ、とっても使いやすいんですよ。

Q2:使いやすさなんて、個人の慣れに寄るところが大きいんじゃ?
まったくその通りです。
しかし、そこは世界初のデジカメを生んだCASIOの筐体技術、
多くのダイレクトボタンを、しかも効率よく配置して、
カメラマンが、こう撮りたい・・と言う意志を、素早くカメラにインプット出来ます。

Q3:具体的にどういうこと?
はい、私が一番重宝しているのは、AEモード設定や
ホワイトバランス設定、フォーカス変更や、AEB設定ですね。
まだ沢山あるのですが、そのほとんどが一発設定出来ます。
メニューから入って、あちこち操作して、確定してやっとOK・・
なんて手間は、このカメラではありません。

Q4:うちのカメラ、そんないろいろいじらなくても、きれいに撮れてるよ。
それは素晴らしいことです。
でも、私は、写真を撮る・・という行為に、自分の意志を
反映させたい・・と思っています。
つまり、撮れる自分ではなく、撮る自分・・ですね。



あれあれ?いつの間にかQ&Aになってしまったワーイ


写真は、日々カメラが進歩して、キャンディッドになって、
どう撮るかではなく、どう撮れているか・・に変化してきました。
カメラマンに残された選択は、フレーミングだけになってしまった・・
という感じさえしています。

でも・・でも・・です。

やはり、自分が撮影するからには、自分の意志を入れたいじゃないですか。
打てば響いてくれるカメラは、その自己主張を受け止めてくれます。
私がこのカメラを手放せないのは、その優れたインターフェイスが、
カメラマンとしての私の意志を、しっかり反映してくれるからなんですね。


あぁ~やっぱり長文になっちゃった。

スイマセン、QV-4000、もうちょっとだけ続きます。
お付き合いしてもらえる方は、よろしくです。



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Posted by 朱ビート@宮崎 at 06:40│Comments(4)ビート以外
この記事へのコメント
朱ビートさんのこのカメラへのこだわり(?)がよくわかります。
私もカメラは好きなので、今回の特集(*^^*)は楽しみです。
ちなみに私も今使ってるのはKiss Digitalです。
カタログ写真風というカメラの写真、ものすごく良く撮れてますね。
レンズに写り込んだ絵から、おおよその撮り方はわかりますが、
それでもここまでうまくは撮れないでしょうw(゚ー゚)w
投稿してくれた人 ま~ぼま~ぼ at 2009年02月22日 08:41
ま~ぼさん:

あ、ま~ぼさんも、私と同じキスデジをお使いですか(@_@)!
身近な同志が増えたようで嬉しいです~(^^)/
「カタログ風写真」褒めて頂いてありがとうございます。
お礼に、撮影データをお教えしましょう(^^)/
カメラ:EOSkissDigital
レンズ:EF-S17-55f2.8
撮影モード:Av
f5.6 1/125秒 +0.7EV
ISO400相当
焦点距離:55mm
三脚使用
上記データで、大体、撮影イメージが沸いたのではないでしょうか。
ここで一番重要なことは、樽型湾曲を出さない・・という点ですね。
ブツ撮りの場合、商品の正確な遠近感が大切になります。
焦点距離の短い方で撮影すると、被写体はデフォルメされ、
樽型湾曲の強い(携帯カメラにこの失敗が多い)結果になってしまいます。
あ~、イカンイカン・・お返事のコメントさえも長文に(^^;;;;
投稿してくれた人 朱ビート@宮崎朱ビート@宮崎 at 2009年02月22日 09:08
昨日、教えて頂いたSIGMA DP1って凄くよさそうですね。^^
それにパナソニックのLX!

私の求めるとこは、
1、手軽に持ち運べること
2、手ブレ防止機能
3、背景がぼかせて、綺麗に撮れる
4、広角レンズ
の以上、4点で考えてます。^^

簡単に言うと素人なので手軽に綺麗にってとこです。^^;
投稿してくれた人 munemune at 2009年02月22日 12:57
muneさん:

ちょっと調べてみましたが、DP1には手ぶれ補正はないようです。
http://review.kakaku.com/review/00503711135/

1.の手軽に持ち歩ける「一眼」が候補でしたら、
もうこれは、ルミックスのG1でしょう(^^)/
http://panasonic.jp/dc/g1/small.html
マイクロフォーサーズ規格の、正真正銘一眼カメラです。
まぁ、コンパクトデジカメからすると、そりゃ大きいですが、
一般的なAPS-C規格のデジタル一眼レフから比べれば、
もう、オモチャみたいな小ささでしょう。
そしてサイトを見ていれば、ないものはない・・ぐらいの
高性能、高機能が満載ですね。
2..の手ぶれ防止機能は、ルミックスの十八番です。問題なしですね。
3.の背景をぼかして・・は、純正交換レンズは90mm(35mm換算)
ですから、まず心配ないでしょう。
4.の広角レンズも、純正標準レンズは、28mm(35mm換算)
ですから、これも、十分ではないでしょうか。
ルミックスG1、これで決定でしょうか(笑)。
投稿してくれた人 朱ビート@宮崎朱ビート@宮崎 at 2009年02月22日 14:07
 
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