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Posted by みやchan運営事務局 at

2009年03月26日

私的、スカイライン論2

※今回の投稿はかなり辛口です。
※気分を害される人がいらっしゃいましたら、
※先にお詫び致します。


さて、前回の続きです。

前回は、R32の話のはずが、カルロスゴーンと、その子飼い、
中村なにがしの罪について脱線してしまいました。


話をR32に戻しましょう。

R32の最大の特徴、それは、
先代(R31)より小さくなった・・
ということでしょう。

日本車は、およそ4年でモデルチェンジをしますが、
そのほとんどが、少しずつ大きくなりながら販売されてきました。

しかし、クルマの理想を追い求めると、
軽い・・ということがとても重要になります。

クルマが軽ければ、運動性能が高くなります。

バスケットでダンクシュートというのがありますが、
ボーリングの球でダンクシュートを決めるより、
卓球の球の方が楽に扱えるでしょう。
(どちらも例えが極端ですが)

実際は、クルマが軽ければ、運動性能が高まります。
加速と減速が楽になりますね。

もう一つ、軽ければ、燃費が良くなります。
エンジンも無理せずに済みますので、寿命も延びそうですね。

寿命といえば、軽ければタイヤへの負担も少なくなります。
擦れも減りますので、これもエコですね。

といった具合に、軽いことは全てにおいて正義なんですスマイル

R32は、先代よりも車体を小さくすることで、理想に近づこうとしました。

その目的のほとんどは、運動性能の向上だと思います。

R32で作られたGT-Rは、一番GT-Rに寄り添ったGT-Rになりました。

前回、私は、GT-Rは浪花節だ・・と書きましたが、
一番激しい逆風を受け、それを渾身の努力で解決しようとしたGT-Rは、
次回お話しする予定の、R33だったかも知れません。

R33で作られたGT-Rは、一番GT-Rにそっぽを向かれたGT-Rです。


また、話が逸れそうになりましたガーン R32に話を戻しましょう。

さて、小さく軽く・・すれば当然、室内は狭くなります。
その狭さ故に、ドライバーはコクピットのごとく、
運転に集中出来るタイトな空間を手に入れました。

いわゆる「やる気」を起こさせるレイアウトですねスマイル

しかし、同乗者・・特に後部座席は、かなりの狭さで、
それを理由に、他車や他メーカーに移った人も居たようです。
http://publish.carsensorlab.net/hirokun/_2229.html

まぁ、スカイラインに居住性を求めたらいかんやろぉ・・
と思わなくもないですが、いろいろな事情があるのでしょう。

離れかけた若い世代を強力に引きつけたR32ですが、
古くからの、一緒に年をとってきた世代には不評だったようです。

当時の日産上層部は、それが許せなかったらしく
次代のR33では、大幅に太ってしまいました。。泣き

しかし、R32の名誉のためにお話しすると、
特に4ドアの販売は低迷しましたが、
販売されたグレードを見ると、最上級グレードが一番の売れ筋です。

ですので、販売台数はともかく、利益率はかなり良かったはずです。

木を見て森を見ない・・

どの世界も一緒ですが、バカな上司は、バカな判断をするものですワーイ

私は、901運動(90年代にハンドリングNo.1を目指す)以降の、
この日産上層部の失敗が、今の日産の凋落を招いたと思っています。

またまた話が逸れてしまいました泣き
悲劇のスカイラインR33については、またそのうちに・・。


R32のデザインについてですが、
私は、スカイライン史上、最高のデザインだと思っています。
(※個人の感想です。好き嫌いには個人差があります。)
どの角度から見ても、緊張感のある張りを感じますし、
微妙なプレスラインは、鍛え抜かれた筋肉を連想させます。

特に4ドアのデザインは全く古さを感じさせません。
曲線だけでなく、直線だけでなく、その微妙が巧みに組み合わされた
妖艶な色気さえ感じさせるデザインですねスマイル


美しいボディに収まる心臓は、名機RB型。
直列6気筒というスカイライン伝統のレイアウトです。

残念ながら、今の日産には、ストレート6の官能的なフィールが
楽しめるエンジンを作る技術はありません。
ゴーンは、意見の合わない優秀な技術者をかなり捨ててしまいました。

仏作って魂入れず・・
もとい、
せっかく魂の入っていた仏から魂を抜いた・・
といったところでしょうかニコニコ

この珠玉のエンジンがあったからこそ、
R34まで続くスカイラインの評価は高かったとも言えます。

特に、GT-Rの心臓、RB26DETT、技術の日産・・とフレーズ通りの高性能。
他メーカーが、結局このエンジン以上ものを作れなかったことからも、
その当時の日産の技術の高さがよく分かることと思います。

26・・という数字からも分かるように、GT-Rに積まれたこのエンジン、
(あえて)たった・・2600ccしかありません。

まぁ、どうでもいいのですが、今、日産がスカイラインと呼んでいる
奇妙なクルマは、排気量は4000cc近く?

頭、悪すぎです・・・。

どこを走れば、そんなバカデカいエンジンが必要なのでしょうか。。



さて、このR32スカイライン、
程度のいい中古があれば・・とも思ったりもしますが、
何しろ古い車体・・
しかもオーナーも複数に渡っていると思いますので、
期待は薄いかも知れませんね。


次回は、
悲劇のスカイライン、
R33についてお話したいと思います。

ひとまず、乱文にお付き合い頂きありがとうございました。
  


Posted by 朱ビート@宮崎 at 13:45Comments(6)ビート以外